なぜ1通りに答えが決まる?
このことを示すには,次の定理が必要です。
n次方程式は,n個以下の相異なる実数解を持つ。・・・(1)
証明はガウス(1777-1855)によってされていますが,この定理自体の解説は割愛させていただきます。
さて,ある「たしてx かけてy」に対して
答えが「aとb」であるとします。このとき,
a + b = x ・・・(2)
a × b = y ・・・(3)
となります。(2)の式を変形して b = x − a ,これを(3)に代入して b を消去すると
a( x - a ) = y ・・・(4)
すなわち, a2 + x a - y = 0
となります。これを満たす a は,(1)の定理より2つまで存在しますので,とりあえずこれらを m,n とおいておきます。
ところが,(2)(3)の式から今度は a を消去すると
b2 + x b - y = 0
が得られます。これは(4)式の a を b に置き換えただけですから,当然この式を満たす b は,b = m および b = n のみとなります。
ですから,( a , b ) = ( m , n ) あるいは ( a , b ) = ( n , m ) とすれば,答えは1通りということになります。
拙文ですが,簡単にはこのような証明となります。
「ここが分からない」「ここは間違っているのでは?」というのがございましたら,メールか掲示板で連絡下さい。
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